バスケと君。【完】

私たちはもう一度花火に目を向けると
花火をもっと綺麗に見える位置を探して
段差の所に座った。



「なぁ?」


「ん??」



まーくんに目を向けると
まーくんは花火から目を逸らさずに言った。



「もしさ、明日の最後の大会で勝ったら…俺と付き合ってくれない?」




私はポカンとしてしまった。




「聞いてた?」


「ん、あぁ…うん。」


「…もう一回言うよ?優梨のことが好きなんだ。付き合って。」