バスケと君。【完】

「まーくん、ここでいいの?」


「いいの。だってほら?見てみ??誰も取ってねぇじゃん。それを俺がすごい取ったらかっこ良くない?」


「かっこ良いけど…」


「よーしっ!」




気合を入れて浴衣の袖が濡れないように
私の手首に付いていた2つのゴムを袖に付けた。



「1匹は絶対取ってよ?」



「あったり前じゃん。」