紅梅サドン

窓と紺色のカーテンを閉じる。

窓からは春の闇が匂う様に漂い、夜の果てしなく暗い世界を映した。

カーテンを閉めたこの部屋もまた、ただ暗い静寂な部屋だった。

しかしこの部屋と襖越しの部屋には見知らぬ他人が二人。

しかも昨日より、美少年を一人増えてしまっている。

素性も知らないニ人。

どこもかしこも闇だらけだ。


僕は深海のどん底にいる魚になった気分で布団に潜っていった。



「ーーさん、行かないでーー。」