紅梅サドン

「オッサン、男だったんだねえ。

秋、なんて言うからさ、てっきり女だと思ってたよ。」

フワリと振り返ったその華奢男の顔は、一見するとギリシャ彫刻の様に無駄が無く、それでいて小さな少年が悪戯に微笑んだ錯覚に陥る程、可愛らしい唇と大きな瞳をしていた。

色も白くて、体の線も細い。

サラサラと流れる髪は、ほのかにシャンプーの良い匂いがした。

『ジャニーズの何かだ』


僕は第一印象で、そう確信を持った。