紅梅サドン

「雪子さんは『僕が好きだ』って言うけどさ、一体こんな情けない男のどこが良いんだよ?

真澄も真澄だよね。

夢叶えるのにイギリスまで行ってさ、イギリス人とセックスして子供まで作っちまうんだから。

女って、随分簡単な生き物だねえ。

セックスしたら、前に付き合った男なんて忘れちまうんだろきっと。

もしかしたら、雪子さんもラガーマンと最後にセックスして来たんで、こんなに遅くなったのーー?


真澄もイギリス人のセックスに溺れただけなんじゃない?

そんな甘い考えじゃ店長なんか絶対に無理でしょ。

馬鹿な女ーー。」

僕は酒臭い息で言葉を次から次へと吐いた。



すると次の瞬間ーーーー。

尋常では無い衝撃音が鳴り響く。

僕の頬に思いっきり平手打ちが飛び、僕はその衝撃で冷蔵庫に頭をぶつけヨロヨロと倒れ込んだ。