紅梅サドン

家の近所の公園まで辿り着くと、僕はさっきコンビニで買い込んだ日本酒を浴びる程、飲み続けた。


何が夢だ。
何がイギリスだ。

何が『そういう所が好きなの』ーーだ。


真澄の言ってる事は馬鹿馬鹿しい。

夢を叶えるためにイギリスに向かい、別の男とセックスし、子供が出来た。

店を持つという夢が叶う直前で妊娠しただと?

まだ僕と別れて二年は立ってない。

そんなの馬鹿な話だ、変だ。

最悪の女だ。

日本酒にまみれた僕の脳は、溶け出した氷みたいだ。

もうどうでも良い。

この世なんて、ボロボロに跡形も無く滅びちまえばいい。

僕はフラフラと家に向かった。