紅梅サドン

それから一週間経っても、雪子は戻っては来なかった。

雪子の携帯電話も繋がらない。

三人で雪子の帰りを待とうと決めたものの、一週間も連絡が取れないのはやはり心配だ。

次郎は毎日、雪子を案じている。

あの生意気な次郎の口数が、日に日に減っている。

ルノーも毎日、日課の様に雪子の携帯に電話を掛けるが、結果は同じだった。


お盆休みの休暇も明け、そんなルノーと次郎を部屋に残し、僕は出社するため家を後にした。