紅梅サドン

朝は必ずやって来るーー。

目覚ましの音が鳴り響いて、僕は目を覚ました。

カーテンの隙間から漏れる八月の太陽が、僕達の眠る六畳の温度を惜しげも無く急激に上げている。


僕は傍らに眠るルノーを揺り起こした。

「もう十時過ぎたぞーー起きろ。

新幹線十二時だろ」

ルノーはその声に、ゆっくりと体を起こした。