紅梅サドン

「雪子と相談して買ったんだよお。

ロープや軍手は、ラガーマンが暴れ出したら使うかも知れないでしょ。

バットは、まあ、威嚇用。本当に使うつもりは勿論無いけどさあ。

暴れん坊のラガーマン相手に、完全な丸腰で行く訳にも行かないし。

ペンと便箋は念書用に。

『もう雪子とは縁を切ります』的な事を奴に書かせた方がいいかなと思って。

んで、旦那は日本酒が好きだって雪子が言うから、穏便に話を進めるための土産にーー。

そんな感じです。」

ルノーは説明し終わると、酢豚をヒョイとつまみ、口に入れた。