紅梅サドン

家に着くと、もう夜八時を過ぎていた。

「お帰りなさい、秋さん。今日もお疲れ様でした。」

台所で相変わらずのピンクエプロンを外しながら、雪子は僕に微笑んだ。

馬鹿デカい東急ハンズのビニール袋が見える。

「ただいま、雪子さん。

あれ、次郎は?もう寝たの?。」

テーブルで座り込むルノーに僕は声を掛けた。

「もう寝たよ。

それより秋ジイ、とりあえず明日必要そうな代物は買って置いたよ。」

ルノーはテーブル横の袋を指差した。