紅梅サドン

「本当かなあ。クラスの委員長をやってるからって、人望が厚いとは限らないんじゃない?

スポーツも得意だって、自分では何とでも言えるしねえ。」


「秋ジイ、スポーツは本当だよ。

次郎の所属してるサッカーのクラブチームに、何か噂を聞きつけた有名なサッカー雑誌から、編集のオッサン達が次郎を偵察に来てたらしいよ。

まだ小三だけど、間違い無く将来有望な逸材がいるってんで。次郎さ、こないだその雑誌にデカデカと乗ってたもん。

『幼いながらも凄いセンスを感じる』とか何とか書いてあったよ。

信用できないならシスターに聞いてみて。これはマジ。超嘘無しよ。」

ルノーはステーキを思い切り頬張りながら言った。