紅梅サドン

「何だよ?シスターと雪ちゃんに言うぞーー。田辺のクソジジイが虐待しやがったって。いいのかよ?。」

その時ルノーが鼻歌混じりで風呂から出てきた。

「秋ジイと次郎何やってんの?プロレス的な遊び?。」

「おいルノー、コイツどういう根性してんだよ!。」

次郎は僕の腕を思い切り振り払った。

「次郎~、あんまり秋ジイをイジメるなよお。秋ジイはなかなかイイ奴だよ。

秋ジイごめんねえ。

言い忘れてたけど、次郎は口が恐ろしく悪いんだよねえ。」

ルノーはタオルでシャカシャカ軽快な音を立てて、髪の毛を拭きながら笑っている。


「この昭和ウンコ」

次郎が真っ赤な舌をベロリと出して僕にそう言い返した。

「何を!お前がウンコじゃ!!クソガキが!。」

次郎と僕の低レベルなウンコ争いを、すぐ側のルノーはとてもにこやかに眺めている。