紅梅サドン

「次郎君、『田辺』はやめてくれる?これから夏休みの間中一緒に住むんだしさ、やっぱりーー。」

「田辺だから田辺って呼んだんだよ。何が悪いんだよ。ウザイな、田辺。」

次郎の言葉は僕の大人としての冷静な姿勢を、一瞬で見事に破った。

「ーーー何だと?クソガキが。お前こそ調子に乗るんじゃねーよ。」

「うるせえ、クソジジイ。」


僕の中でプチンと何かが破裂した。