紅梅サドン

せっかくなので、次郎は今日はここに一晩泊まり、明日の日曜日に青梅の施設へ一人で帰る事になった。

菊池院長は『事務的な事はまた今度御連絡します』と告げて玄関を出た。

僕は駅まで送る事にした。

シスターと言えども少女を思わせる仕草でよく笑う可愛らしい女性だ。

七月に入ってから、容赦無く照りつけて来る太陽の中を僕達は並んで歩いた。

「雪子さんて、田辺さんの恋人なのかしら?。」

ニッコリとシスターが再び笑う。