紅梅サドン

僕は次郎と菊池院長が訪ねてくる前日に当たる、金曜日の夜ーー。

夕食を取りながら雪子に全てを話した。

がーー意外にも雪子はあまり取り乱さなず冷静だった。

血色の無い白い肌はこの季節にはとても涼しげに見える。

ひとしきり事の経緯を聞き終えると、雪子は掴んでいた箸を静かにテーブルに置いた。



「ーーそうでしたか。でも私は構いません。

次郎君がルノーさんと夏休みの間だけでもここで会えるなら良い事ですよね。」