紅梅サドン

「次郎と一緒に住みたいっていうお前の気持ちもわかるけど、そんな焦んなくていいだろうよ。

別にお前もこないだ20歳になったんだし、どっか二人だけで住むとか、他に方法はあんだろ?

下手な嘘付いて相手の女性を半ば強引に騙して結婚したって、相手の女性に悪いじゃねーか。

別に結婚しなけりゃ次朗と暮らせない訳じゃないだろ?」

ルノーはまた瞳を伏せた。

真珠みたいな大きい瞳が再び鈍い光を見せる。



「ーー俺、次郎との約束破ったからーー。」