「大丈夫だよ、八王子くんはなんか大丈夫だから」
会ったとき不思議といやさはなかった
八王子くんに肩を叩かれても怖いとは感じなかった
男子を基本的に避けていた自分にしてはおかしいと感じていたかもしれないけど
八王子くんといるとそんなこと考えるだけでおかしく感じてしまった
それに八王子くんは美青年ということもあるかもしれない
心臓がどきどきする
みんなだってそうにちがいない
「じゃあさ僕がさ莉愛ちゃんの男嫌い直すようにする!」
肩をつかまれびくっと肩を振るわせた私を見て八王子くんはごめんと謝ったが肩の手はそのままで私を固定させる
「いい大丈夫‼僕がなんとかするからえっと、まずなにしよっかな」

