「なあ、やめようぜ彩「ちょっと黙ってて」」 あたしの声に少しドスがかかっていたせいか、凛は静かになった。 「あ、ジェットコースターに並んだ」 凛を引っ張り、1組のカップルを挟んで列に並んだ。 「このままだといつかバレんじゃね?」 「・・・じゃ凛はそのまま並んでて。順番までには戻るから」 「は!?」 静かめに素っ頓狂な声を出す凛を放って、その場を走り去った。