・・・・・・何か温かい・・・・・・目の前に、誰か、いる?
うっすり目を開けると、リルがドアップで映った。


「!?嫌!!」


あたしはびっくりして、突き飛ばした。


「ファースト、セカンド、サードキスまでもっ!」


「どんな数え方してんだよ」


「うるさい!最低変態男!どうしてリルはキス魔なのよ!」


「・・・リルじゃなくて、凛って呼んでくれるなら教えてやるよ」


「?そんな簡単なことでいいの?凛」


そう言った瞬間、凛は立ち上がって、「帰る」のひと言だけ残して去っていった。

・・・何なのよ。