「何か元気ないね。大丈夫?」 「うん・・・ありがとう」 あたしは昨日あんなことがあって、元気になれるはずもなくて。 しかも実はあいつと同じクラスだったり。 そのうえあたしの隣だよ! 運動場側の窓側の1番後ろの席で、とてもいい場所だと思ってたのに。 今となっては苦痛となってしまった。 「ホントに大丈夫?顔赤いから・・・何かラブいことでもあった?」 「あるわけないじゃん!」 ついムキになって、席から立ち上がってしまった。