入ると共に、たくさんの鋭い眼光を向けられた。 あたしはそれに臆することなく、ある人を捜すためにキョロキョロ辺りを見渡しながら倉庫の奥に向かって歩き出した。 「お前誰だぁ?何勝手に入ってんだよぁあ?」 「・・・総長に話があるんだけど」 「はぁ!?満さんに何のようだよ!」 迂闊だった・・・。 バイク一杯あったから満もいると思ってたのに、想定外。 1人の男が立ち上がり、殴りかかろうと走ってきている。 ヤバい! と思い、咄嗟に目を強く瞑った。