「い〜や〜だ〜」 「ここまで来て何言ってんのよ!」 校門をつかんで学校に入るのを拒んでいるあたしを、妃菜が引っ張っている状態。 周りからの目も冷たい。 でもやっぱり、いざとなると入れない! 「豊穣?何してるの?」 も、もしやこの声は・・・。 振り向くと予感通り、 「高橋くん・・・おはよ・・・」 お互いにこり。 次の瞬間、手首をがっちりつかまれた。 「ちょっと、話そうか」 笑顔が怖いです高橋くん! 「・・・はい」 しか、言えないじゃん! その時、凛が睨んでるのに気づいてなかった。