・・・カッコいい、けど・・・平手打ちの跡がカッコ悪い・・・。
ああ、みんなの心の声が聞こえる。
凛の顔見て笑い堪えようとしてるけど漏れてるよ。
な、なんかあたしも凛の平手打ちの跡想像したら笑えてきた。
凛にそれが届いたのか、こっちにしかめっ面で振り向いた。
それを見てさらに笑いが漏れてしまった。
「お前が笑うなよ」
「ご、ごめん、あたしがブったんだけど、面白くて・・・ぷぷっ」
そこに先生たちが来て、強制的にみんな席に座らされた。
凛は座る前に壊れたあたしのメガネを回収してどこからか袋を出して、それに入れて渡してくれた。
ねぇ凛・・・どうしてこんなに優しくしてくれるの?
付き合ってるなんて嘘、どうしてついたの?
聞きたいことはいっぱいあるが、みんなの前で聞けるわけもなく。
とりあえず朝ご飯をたらふく食べた。

