「大丈夫か?」 「へ、あ・・・うん」 あたしの腕を引っ張って、立たせてくれた。 「風呂で倒れてたのもあいつらのせいだろ」 「うーん、別にそーゆうわけじゃ・・・!!」 な・・・ナニガオキタノ? さっきあたしの耳に響いたリップ音。 幻? 顔が近づいてきたと思ったらリップ音がして・・・今も、数センチで触れそうな距離。 え?え?ええ? 頭を混乱させていると、凛の元から近い顔がよけい近くなって、あたしは気づいたら平手打ちをかましてた。