「・・・華、彩華、彩華っ!」
「・・・妃菜ぇ?」
ここ・・・あたしたちの部屋?
あれ、あたし、どうしてここに・・・
「大丈夫!?彩華浴室で倒れてたの!」
ああ、そっか。
あたしあの子たちに閉じ込められて、無意識に演じたのと湯船に長く浸かってたせいで頭に血が昇って倒れたんだ・・・。
「聞かなくても大体事情は分かってる。あたし先生に呼び出されてなかった。あの高橋くんファントリオに騙されたのよ!それで彩華が危ないと思って戻ったら、戸と一緒に倒れてるし」
そこまで言うと、妃菜の顔が真っ赤になった。
「ど、どうしたの妃菜。顔赤いよ?」
「ひとつ、彩華にとってショックなことがある」
?何だろ。

