「妃菜、凛に何言ったの?あの慌て方は半端なかったんだけど」
山から降りて、今は部屋で妃菜を問いただしている。
山から降りる時、高橋くんは来なかった。
とゆうか来れなかった。
凛がずっっっっと、話しかけてた。
もしやあたしの為?とか思ったり。
「ああ、ただあたしは高橋くんがただならぬ感じで彩華を無理やり引っ張ってどっかいっちゃったから、もしかしたらヤバいかもって言ったの」
こ、こいつは・・・
「何でそんなウソ言うの」
「ま、保険だよ」
あたしは訳が分からず首を傾げた。
「高橋くんウザいくらい積極的だったから、もし彩華の唇が奪われたらどうしようかと・・・!東城凛は、そうゆうことが起こったとき阻止してもらうための保険♪」
笑顔で言い放ったよ。
一番恐ろしいのは、やっぱり妃菜だ・・・。

