君の隣で





あたしわ、花山愛。
ごく普通の高校2年生。
いつも楽しくサッカー一筋で頑張ってきた毎日が、アイツに出会うことであたしの運命が、
変わっていく。

 

あれわ、中3のとき------

2年から進級して学校の最高学年になった今わ、楽しく、優雅にすごしている。
先輩はいないから、もう気が楽だ。
あたしは、何か自慢にできるものといえばサッカーだった。
小2のときから習い始めて今でもクラブチームに入ってるので、学校の部活には入っていない。
でも・・そのクラブチームわ・・男しかいない。
つまり、あたしは女子1人ということ。
でももう小2からだったから今わ慣れて全然平気。
男子とも仲よく話せて、楽しいサッカー生活を送っている。

今日わ新入部員の歓迎会をすると言っていた。
これわこーいう会を開くのが好きな部長こと、優哉先輩が計画した。
優哉先輩わ、とっても優しくて、後輩からもすごく気に入られ、みんなを可愛がってくれ、
一番サッカーを長くしていてとてもサッカー馬鹿の先輩だ。
みんなからサッカー馬鹿と言われるほどだけもあり、とても上手でプロのサッカー選手なれるんじゃないですか?って感じだ。
みんな集合場所へ集合し、部員全員が集まったということで、
「んじゃ今からバス乗っていくぜ。はいはいー後輩から乗っていけー」
そう言ってみんなを誘導する優哉先輩。ほんといい人・・・。
あたしもバスに乗り、みんなで楽しい会話をしながら歓迎会が開かれるお店へ向かった。
向かう途中、バスの中であたしの隣の席の翔輝が、
「愛ー新入部員めっちゃかっこいいらしーぜ?お前惚れんじゃね?」

「はー?そんなんあたしに関係ないし。てか惚れないし!!」

翔輝わ、あたしがこのサッカー部に入部した時に一番最初に
‘よろしく‘
と言ってきてくれた。翔輝のおかげで男子とも徐々に仲良くなれていき、あっというまにみんなと話せるようになっていた。翔輝ほんとありがとうっていつも思ってた。