「俺長岡悠斗~っよろしく~っ」


「川崎蒼。よろしく」


川崎くんも長岡くんも、何ていうかな、スポーツ少年って感じの子だった。

川崎くんは、すらっと背が高くて色白で童顔。

長岡くんは、目がぱっちりしてて、優しそうな顔。


あたしたちもさくっと挨拶して、試合開始!


結果は4-14で圧勝だった。


「川崎くんも長岡くんも、バスケ上手いね~」


美智が二人にそういうと、


「俺、一応中学ではバスケ部だったんだぜ。蒼はサッカーだっけ」


「サッカーって言っても半年で辞めたけど」

と2人。


「辞めたの?なんで…?」

ってあたしが聞くと、

「気が合わなかったっていうのかなー」

と、ぼーっとしながら答えた。


確かにサッカーしなさそうな雰囲気だもんね。

って、思いっきり見た目的な話だけど。