自分の部屋に戻り
引き出しを開ける。


そこには怜桜にいつかもらった
桜色のリボン。


「怜桜──・・・」


あたしはそのリボンを
手に取る。






「───・・・え?」


すると、リボンの裏側に
何か文字の様な物が書かれているのを
発見した。


「気付かなかった・・・」
「いつ書いたんだろう・・・」


そこには英文がぎっしり
並べられている。




『It was good to meet you.』
<君と出会えてよかった。>

『It counted and you gave me love to
the extent that it does not go out.』
<君は僕に数え切れない程の愛をくれた。>


『I do not forget the days passed with you.』
<僕は君と過ごした日々を忘れない。>

『I love you.』
<僕は君を愛してる。>










涙が溢れ出て止まらない。