そういえば僕は、不思議に感じたことがあるんだ。あの時、君が泣いたときのこと。


涙は僕も君も、同じ色だってこと。ちょうど雨上がりの空に架かった虹。同じ色になった君の涙を覚えてる。
僕はその時、少しだけ嬉しくて、ほっとした。
小さいけれど、一緒のモノがあったから。
同じになることと、共通の何かがあることは違うと思うんだ。
所詮同じにはなれないから。




いつか、大人になった僕が、あの青い空を飛ぶ頃、隣に君は居てくれるのかな?
誰か、僕の側にいてくれますか?

はやく大人になれたら、この世界を変えたい−