〈も〜、黙ってろよ〉



《だって、しょうがないじゃん。頭の中で考えただけで龍之介に伝わっちゃうんだから》



〈う〜ん、じゃ〜もう、何も考えずに寝ててくれよ〉



《そんな〜、冷たいこと言わなくてもい〜じゃ〜ん。


龍之介〜


冷たいぞ〜


龍之介〜》



「もう、いい加減にしてくれよ!!」



静かな教室に俺の声だけが響き渡った