「……みーやーびーっ!」
「どしたー?」
「あれ………」
「…はぁ。いい加減別れた方がいいよ、ほんとに。」
「でも…「でもじゃなーい!あたしは美空を心配して言ってんのよ!いい加減決断しなさーいっ!」

…決断……か。
まあ、そろそろ潮時かもね…。
だって、ほら。今日もあなたは、
「竹琉、今日遊ぼーよっ♪」
「いいよ、ホテルにする?俺の家にする?」
「んー…どーしよっかなー♪でも前ホテルだったから竹琉ん家がいいなっ!」
「ん、りょーかい。じゃ、放課後。」
他の女の子と、遊ぶんでしょ?

「はぁ………」
「みーくっ、ため息つかない!あたしがいるから!大丈夫だって!」

親友の雅-みやび-はそう言っていつも励ましてくれる。
でもね…好きな人が他の人と遊ぶ約束するのを、あたしはずっと見てきて。

気にしてないとでも思ってるのかな、竹琉は。

……竹琉は、あたしが嫌いなんだよね?