じんじんと熱を帯びるあたしの手首。 それと同時に胸のドキドキが大きくなってく。 なんで....? こんなに熱いの? なんで....? こんなにドキドキしてんの? 可笑しい。 付き添いの人のあの言葉が離れない。 『あなたのことが好きなんですよ』 多分これのせい。 この言葉のせいでドキドキしてんだ──