「なっ…!」


うちは慌てて離そうとすると、
逆に強く握られた。


「いいやん!付き合ってんねんし♪」


蓮はそう言って歩き出した。


うちは蓮に引きずられながら、
下駄箱まで歩く。


先輩や後輩、
同い年の視線がいっきに集中。


あかん…めっちゃ恥ずかしい……。