「了解!ばいばい」 笑顔で手を振る。 修太の後ろ姿が見えへんくなった瞬間、 うちは修太とは逆の方向に走り出した。 勝手に涙があふれ出す。 修太にとってうちは、ただの幼なじみ。 うちに彼氏が出来ようが、 彼氏と何しようが、 関係のない存在。 そんなん分かってる。 分かってるよ。 せやけどうちは、 修太が好きやねん……。