赤い絨毯。 白く塗られた壁。 茶色い扉。 両側に並ぶ、2人の招待客。 その中にゆうちんと蓮太郎くんの姿も見える。 隣にはお父さん。 少し先には、洋介がこっちを見ながら立っている。 いつの間にか緊張はなくなってて、 ただひたすら洋介を見ていた。 でも、隣のお父さんは、 「右……左…右…左………」 と小さく呟きながら歩いてる。 …お父さんらしいけどね。