「俺、……北里のこと、好きやねん。」 「え………?」 す、好き……!? 澤田くんが、あたしのこと!? 「俺と付き合って」 『 七海、俺と付き合ってください。 』 「っ!」 澤田くんの言葉と、修ちゃんの言葉が重なる。 あの時の修ちゃんが、脳内を巡る。 真剣な瞳。抱きしめてくれた腕。 鮮明に思い出される、修ちゃんとの記憶───