そんなうちらの気持ちを知らない修太は、めっちゃご機嫌さん。 「結~羽!やろうぜ~♪」 柔道のペアを、 いつも頼まへんうちに頼んでくる。 そうとう浮かれてんな、コイツ…。 めっちゃ腹立つ…!! 一本背負いでいつもより力強く投げてやる。 きっと、スゴイ顔で。 それでも、修太のにやけている顔はおさまらへん。 「もー1回!」 これで10回目。