…ホンマ、優しすぎ。 蓮以上に優しくて うちを受け入れてくれる人なんておらんよ? 「……あり…がとう…」 うちがそう言うと、蓮はゆっくりと立ち上がり、 「…じゃあな、ゆう」 と言った。 うちにそっとキスをして、部屋から出ていく。 ドアが閉まった音を聞いて、 また涙があふれ出した。