「じゃあー…ハグぐらいならできるんちゃう?」 女子がそう言った。 「はぁ?!」 うちは思わず立ち上がった。 だって、うちと修太がハグするんやで? ぎゅーってするんやで?! そんな事、 天と地がひっくり返ってもおこらへんねんで!? うちがアタフタと慌ててるのに対し、 修太は考え事してた。 こんな時に、何考えてんの?! 「何なん?出来ひん理由でもあんの?」 女子に睨まれた。 そんなん言われたって、 何も言い返せへん。