なあ、蓮…お願い……
嘘でもいいから言うて……。
うちは、蓮の服の裾をぎゅっと掴んだ。
蓮の口元をみる。
すると、蓮が重そうな口を開けた。
「…だよ。」
「え……?」
「…死んだんだよ!修先輩は……。
 もうどこにもいいひんねん!!!」
蓮のその言葉で、うちの涙はあふれ出した。
一番聞きたくなかったのに……
信じたくない…!!