空の色が灰色になってきた。
それと同時に、うちの心も灰色になる。
修太のお母さんを見つめる。
記憶を取り戻したうちを見て、
どこか嬉しそうやった。
その時。
「ゆう!!」
振り向くと、蓮がいた。
焦った顔をしている。
「蓮…?何でおんの……?」