思い出そうとすると、 あの頭の痛みが襲いかかる。 「着いてきてほしいの。」 女の人はそう言って、 うちの腕をつかみ歩き出した。 なんなん…!? もしかして、誘拐!?!? 「ちょっと!離してえや!!」 振りほどこう思っても、頭痛いのと 力が強すぎんので出来ひん。 少し引きずられて歩くと、車が見えた。 そして、うちを車に乗せようとする。