「修太は後なんぼ?」


「俺?……5」


あーあ。


めっちゃテンション下がってるやん。


浮き沈み激しいしなあ、修太は。


ったくしゃあないなぁ!


「うちも走ったるから頑張ろうな!!」


修太を元気づけようと、
うちはそう言って笑顔を見せた。


いつもやったら修太も笑顔で返してくれる!


そう思ったのに。


「…俺、1人で走るし。」


修太はそう言うと、
ペースをあげて走っていった。


「なんなんよ……」


うちは走っていく修太を見ながら、
そう呟いた。