「じゃあな…結羽」 そう言い残して、修太は店から出ていった。 七美も追いかけるようにして出て行く。 「…っ」 残されたうちは、 自然とあふれ出す涙をとめられずにいた。 「なんでなん……?」 なあ、何で? 何で今なんよ……。 うちだってずっと好きやったのに。 ずっとずっと好きやったのに… 今更そんなセリフ、聞きたくない 「修太のばかぁ……」 うちはそう小さく呟いた。