・・

静かになったはいいけど、全然といっていいほど分からない。

ふと横を見ると、先ほどとは別人のようにカリカリとペンを動かしている龍起。

やっぱり、馬鹿なのってあたしだけッ!?

こんなことなら・・ちゃんと中学の時からやっておけばよかったぁ・・。

いまさら後悔したってどうしようもない。

けど・・

けどっ

分からない!!




静かな図書館の中で、ただ一人ずっと頭を抱えていた。