「ふぁっ・・れっ・・・・いっ・・や・・・・・・めって」 零の手は、氷のようにひんやりしている。 「れ・・っい!!」 それに比べてあたしの体温は熱くって。 のぼせそう。 「んっ・・やっだ・・・!!」 零の肩をつかみ、押そうとするが上手く力が入らない。 さらさらの黒い髪があたしの耳に触れて少しくすぐったい。 「ねっ・・・・ぇ、やっ・・・め・・て・・・っ」 チョコレート色の飴玉は、もう零の口の中。