ワがまま王子☆








「ふぁっ・・れっ・・・・いっ・・や・・・・・・めって」






零の手は、氷のようにひんやりしている。




「れ・・っい!!」






それに比べてあたしの体温は熱くって。

のぼせそう。

「んっ・・やっだ・・・!!」

零の肩をつかみ、押そうとするが上手く力が入らない。

さらさらの黒い髪があたしの耳に触れて少しくすぐったい。

「ねっ・・・・ぇ、やっ・・・め・・て・・・っ」







チョコレート色の飴玉は、もう零の口の中。