「いつ消えてくれるの?私の前から。」 ・・消える? その言葉が頭に引っかかり、茂みの間からそっと外を覗く。 「私、未来ちゃん見てるといらいらするの。」 「・・!」 怯えるような眼差しの未来の前に立っているの・・って まさか―――――― 「どうしてそんなに、笑ってられるの?」 口に手をあて、短い髪を揺らす。