下でぴょんぴょんはねている未来を無視し、歯磨きこをつける。

「そっそれ、あたし専用なんだってば・・ッ!!」

まだぴょんぴょんはね続けている。



甘。

なんだよこの歯磨き粉。

昨日のイチゴと同じような味がする。

「れっ零には甘すぎるでしょ!?早く返してよ!!」

自力で取り返すことをあきらめたのか、腰に手をあてて手を差し出した。

「べつに。」

素っ気無くいうと、またくやしそうに睨まれた。