ワがまま王子☆





「・・えぇっッ!?」

奇妙な声をあげて

沸かしているお湯の方に目をやると

ぶくぶくとあわ立った、お鍋。

「ちょちょちょ・・ッ なんで千鶴っち止めてくれなかったんだよ~~!」

ほとんど嘆きに近い声で

千鶴ちゃんの肩をゆする。